マレーシア・ペナン島演奏旅行


ペナン盆踊り大会2012
(平成24年7月19日〜7月23日)

今回のメイン演奏は「ペナン盆踊りフェスティバル」です。
世界遺産にも指定されたペナン島の「ペナン盆踊りフェスティバル」は、日本総領事館はじめ、ペナン州政府、
観光大臣、地元の日本人会が作る実行委員会が主催し、マレーシアでも非常に大きなイベントです。
多くの来場者があり、その数はのべ7万人とも言われています。

2012年「ペナン盆踊りフェスティバル」には日本から3集団が参加しました。
北海道小樽から小樽商科大学の「よさこいソーラン」
愛媛県松山から「伊予民謡研究会」
そして「和太鼓グループ打雅奴」

もう一つの目的はペナンの日本人との交流です。
ペナン島の日本人学校の子供の和太鼓演奏が盆踊り大会オープニングでした。
その日本人学校を訪れ「特別授業、打雅奴演奏会」を致しました。

それから、ペナン島の新しい和太鼓チーム「ピンク・ハイビスカス」との交流会。
今回、日本から持って行った和太鼓5台をプレゼント致しました。

ペナン島での和太鼓を通しての『和』の交流は大成功でした。



   マレーシア、ペナン島


  ペナン盆踊りフェスティバルは世界遺産『ジョージタウン』で開催されます。イギリスの植民地時代に東西貿易の拠点として発展したペナンには、多種多様の文化が残っていて今も息づいていますミックスカルチャータウンと呼ばれます。また「屋台天国」と呼ばれ多民族多宗教の街のため、さまざまな美味しい料理が食べれます。『ペナン』は『東洋の真珠』と呼ばれた美しい街です。




   ペナン島の観光

松山から参加の『伊予民謡研究会』の18名と一緒にペナン島観光。ペナン島はマラッカ海峡に浮かぶ島。島の形が「ウミガメ」に似ています。背中が『ペナン・ヒル』標高830m、ケーブルカーで一挙に丘の上に行けます。ジョジタウンの街並みが一望、運よく晴天のためマレー半島まで眺めることができました。『ペナン植物園』は熱帯の植物の巨大さに圧倒。『バタフライ・ファーム』は熱帯の蝶々が舞い、ジャングルの生物に魅了されました。




 ペナン日本人学校「打雅奴演奏会」  

 ペナン島には歴史の古い日本人学校があります。この学校に招待され「特別授業・打雅奴演奏会」をしました。学校の音楽クラブが和太鼓も習っています。そういうこともあり、子供達、真剣に演奏を聴いていました。和太鼓クラブは約30名で毎年「ペナン盆踊り大会」に出演しています。今年はオープニングで演奏していましたが、毎朝練習をしていたとのこと。素晴らしい演奏を披露していました。特別授業の演奏後、代表の子からお礼の挨拶と、ペナン島の「ペナント」を頂きました。




   総領事公邸歓迎パーティー

 盆踊りフェスティバルの前夜、日本領事館に歓迎パティーに招待されました。日本からの3グループがそれぞれデモンストレーションをしました。伊予民謡研究会の先生の「黒田節」は圧巻でした。美味しい食事を頂きながら、ペナン在住の日本人やさまざまな方と歓談、楽しいひと時を過ごしました。




   ペナン和太鼓チーム「ピンクハイビスカス」

 打雅奴は締め太鼓2台と長胴太鼓3台を持ってペナン入りしました。 今年4月に日本人学校を卒業した高校生を中心に7名の和太鼓チームがクアラルンプール和太鼓SHOさんのリーダー中西氏の指導の下発足。女性7名のチーム、名前は「ピンクハイビスカス」。中西氏は今回、私達の使う和太鼓の台を作って下さり、ペナンに運搬して下さりました。打雅奴は「ピンクハイビスカス」に和太鼓5台を寄贈致しました。大変喜んで頂きました。いつか、一緒に演奏できる日が来るといいですね。




   リハーサル風景

盆踊りフェスティバル会場は「エスプラネード広場」と呼ばれます。とても広く、前の巨大スピーカーまでの距離が遠くなかなか音がそろわないという問題がありました。ステージ内で全力で叩き、ステージの音をしっかり聞くことで何とかなりました。もう一つ心配は熱帯の「スコール」。いつ来るかはなかなかつかめないとのことですが、もし来たとしても30分くらいで通過してしまうとのこと。後は天に任せリハーサルも順調に終了。  



   ペナン盆踊り2012開会式

 ペナン州挙げての大イベント『盆踊りフェスティバル』。観光大臣やペナン州主席も臨席されお祝いを述べられました。日本から参加の3グループにはペナン島を象徴する『ペナンフェーリー』の模型をプレゼントされました。何万人の大観衆に見守られ、熱いフェスティバルがスタートです。ペナン盆踊りフェスティバルはマレーシア首都クアラルンプールの盆踊りと同様に世界最大の盆踊り大会の一つです。好天に恵まれてのべ8万人近い沢山の人が会場に集まりました。 



   盆踊りフェスティバル打雅奴
  

 ジョージタウンの象徴でもあるイギリス植民地時代の「美しい白亜の市庁舎」の前のエスプラネード広場は何万の人でごった返します。広場の中央に特設ステージがあり、360度観客で囲まれます。そんな中での演奏でした。午後7時頃〜と午後9時頃〜の2回の演奏。熱帯ですが意外に風も爽やかで気持ちが良い気候でした。緊張しましたが全力で精一杯演奏いたしました。このような演奏機会を与えられたことに心から感謝です。



   盆踊りフェスティバル
  

 日本からは打雅奴の他2グループが参加しました。愛媛県から参加の「伊予民謡研究会」の踊りは美しいく優雅でした。北海道から参加の小樽商科大学の「よさこい」は若さ爆発、元気はつらつで爽やかでした。またオープニング演奏のペナン日本人学校の和太鼓演奏も素晴らしいものでした。マレーシアの人たちに日本の文化を紹介、堪能して頂けたと思います。主催の日本領事館、ペナン日本人会の皆様には心から感謝を申し上げます。


   東洋の真珠、ペナン島


   南シナ海を挟んでマレー半島とボルネオ島北部にまたがる熱帯の国「マレーシア」は、国土の60%が熱帯雨林という自然豊かな国。多民族が調和し、独自の文化が息づいています。日本に似ているところもありますが、時間の流れがゆっくりで穏やかな国でした。「熱帯の楽園」ですね。また何年か先に「ペナン盆踊り大会」参加のお誘いがあれば、もう一度行きたいですね。沢山の人の御協力、御支援を頂き可能となった『ペナン演奏旅行』でした。ありがとうございました。